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受動態

受動態


1  S+V+O+O の受動態

能動態の文では 2つの目的語をとる場合があるが、これを受動態にした場合 間接目的語のほうに 前置詞がつくのがふつうである。
 He showed me his album. (彼は私にアルバムを見ててくれた)
 → I was shown his album by him.
 →  His album was shown to me by him.

2 受動態の表す、動作と状態

受動態の意味には、「動作」(~される) と 「状態」(~されている)がある。
The store was closed when I passed by it, but I don't know when it was closed. ( その店は 私が通ったときには閉められていた。しかし、 それが いつ閉められたのかはわからない)
最初の  受動態(赤い部分)は 状態であり、 後者の受動態(緑の部分)は 動作の受動態である。 

3  受動態 + 前置詞

This novel was written by a woman. (この小説は女性によって書かれた)
 ※ by は行為者を表す前置詞である。 一般的には 行為者を表す場合には by が用いられるケースが最も多いが、特定の動詞によっては それぞれ 別の前置詞を用いることがある。
He is known to everybody in this town.
⇔ Everybody in this town knows him.
(彼は この町のみんなに知られている)

4  知覚動詞/使役動詞の受動態

この種の動詞の能動態は受動態にするときに補語の原形動詞(動詞の原形)が to 不定詞になる。
I saw him go out of the room. (私は彼が部屋を出るのを見た)
 → He was seen to go out of the room by me.
I made him come into my room. (私は彼を私の部屋に入れた)
 → He was made to come into my room by me.

5  自動詞 + (副詞) + 前置詞   は 他動詞の扱い

People looked up to him. (人々は彼を尊敬した)
 → He was looked up to by people.
下線部は 他動詞として ひとかたまりで認識されるため 受け身のto の後ろには尊敬をする対象の人は必要ない。
Everybody laughed at him. (みんなが彼のことを笑った)
 → He was laughed at by everybody.
 下線部は 他動詞として ひとかたまりで認識されるので 受け身のat のあとに 笑われる対象がはいる必要はない。

6 節を含む文の受動態

They believe that she will call for help.
(彼女は助けを求めると彼らは信じている)
 → It is believed that help will be called for by her.

7  have + O + 過去分詞/原形で表す受動態

「Oをされる、~してもらう」

I had my suitcase stolen. (私はスーツケースを盗まれた)
 ※ この文は My suitcase was stolen という 通常で考えた受動態の文を I を 主語として I の 「被害」感覚から述べた文章の形といえます。

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